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無薬剤型防汚塗料
セイフティシリーズ
薬剤や重金属を含まない環境に配慮した防汚塗料
セイフティシリーズは、シリコーンの撥水性を利用した物理的作用による防汚効果を持つ、薬剤や重金属を含まない防汚塗料です。
その為、含有成分の影響により従来の防汚塗料では使用できなかった海面養殖資材にも安心して使用できます。
セイフティシリーズの塗膜表面は撥水性、平滑性を有しているため、海棲生物は塗膜表面に付着しにくく、たとえ付着したとしても僅かな流速や揺れにより容易に離脱するため、長期間防汚効果が持続します。
特長
シリコーンの撥水性を利用した魚介類に対し無害な防汚塗料
セイフティシリーズは、薬剤あるいは重金属類を含んでいないため、従来の忌避剤(重金属)を使用した防汚塗料に代わり、毒性の懸念から使用できなかったウニ、カキ、ホタテなどの海面養殖資材にも安心して使用できます。
セイフティシリーズは、公的研究機関の協力を得て、各種魚介類(マダイ、ハマチ、メダカ、アサリ、ホタテ等)に対する影響確認試験を実施し、無害であることを確認しております。
海棲生物の付着を防止
シリコーンの撥水性を利用した物理的作用による海棲生物の付着防止効果が長期間持続するため、防汚処理した資材の潮通しが向上し、良質な魚介類の育成、斃死の減少が期待できます。※
アクアセイフティB+塗装 ホタテ養殖籠 (ラッセル網籠)・海中浸漬期間 8ヶ月 (北海道 網走市)
SSガード塗装 ウニ養殖籠・海中浸漬期間 7ヶ月 (北海道 釧路市)
※各製品の防汚効果は、対象資材、使用海域、季節、付着物の発生量などの影響で異なります。
製品選択の際は、別途当社へご相談ください。
廃棄物抑制、資材の有効利用に貢献
これまで防汚処理ができなかった海面養殖資材は、海棲生物の大量付着により資材の掃除に手間がかかり、掃除できない資材は廃棄処分されていましたが、セイフティシリーズで防汚処理することにより資材掃除が大幅に軽減できます。
さらにセイフティシリーズはリコート性を有するため、漁獲後に資材表面の汚れ等を除去し、しっかり乾燥させた後に防汚処理することで再び防汚効果を発揮することができるため、資材を廃棄せずに有効利用することができます。
製品タイプ
塗装物の材質、形状により1コートまたは2コートのタイプがあり、下塗り用にプライマー製品を塗装することで塗装物との密着性を高めることができます。
2023年より1コートタイプのアクアセイフティBシリーズおよびSSガードを新たに発売しました。
1コートタイプ
商品名 | アクアセイフティS | アクアセイフティB TypeN |
アクアセイフティB TypeR |
アクアセイフティB+ | SSガード |
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塗装物形状 | 網状物 | 網状物、平面 | |||
塗装方法 | ディッピング | ||||
適合下塗 | 不要 | ||||
塗装物例 | 網カゴ、漁網 | ロープ | 網カゴ、プラスチックカゴ |
2コートタイプ
商品名 | アクアセイフティF | アクアセイフティ (ハケ塗り) |
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塗装物形状 | 平面 | |
塗装方法 | ディッピング | ハケ、ローラー塗り |
適合下塗 | セイフティプライマー | セイフティプライマーHB |
塗装物例 | プラスチックカゴ、ロープ | 水槽壁、海洋構造物 |
注意事項
塗装物は、水分や汚れを可能な限り除去し、できる限り乾かした状態で塗装して下さい。
塗装後は、セイフティシリーズの溶剤成分を蒸発させるため十分に乾燥させて下さい。
塗装物を海に入れるまでは、雨水などの淡水が触れないようご注意下さい。
保護メガネ・保護マスク等、適切な保護具の着用を励行してください。
ご使用前によく攪拌して下さい。シンナーは専用シンナーを使用して下さい。
雨天、高温時での塗装は避けて下さい。
塗料は倉庫内に貯蔵して下さい。
製品安全に関する注意事項は、缶に記載されている注意事項をよく読み、安全データシート(SDS)をご参照ください。
使用済み容器を廃棄する時には産業廃棄物として処分してください。