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漁網用防汚剤
ボウモウシリーズ
長期防汚効果を持続!
ボウモウシリーズ
海棲生物の漁網への付着を阻害するために漁網防汚剤には防汚物質(有効成分)が含まれています。この有効成分は全漁連(全国漁業協同組合連合会)に認められたもののみが使用可能です。付着阻害対象の海棲生物の種類によって有効な防汚物質を選択して最適な配合を検討し、性能評価のために実際に全国各地の漁場で浸漬試験を行っています。当社は高い防汚性能と長期防汚効果を併せ持つ漁網防汚剤を提供しています。
特長
地域環境に合わせた配合
定置網や魚類養殖網が使用される海域や季節などの影響で漁網に付着する海棲生物の種類が異なります。当社はそれぞれの使用環境を考慮して有効成分を選択、最適な配合を決定し、漁網防汚剤を開発しています。また、全漁連の「安全確認防汚剤登録制度」に従い、安全性評価に合格し登録証を得た漁網防汚剤を製造、販売しています。
長期間持続する防汚効果
漁網防汚剤は防汚物質(有効成分)、樹脂(塗膜形成成分)、溶剤(溶媒成分)で構成されます。長年の製品開発で培った独自の配合で長期的な防汚効果を実現します。漁網防汚剤の防汚効果を最大限に引き出すためには網染め作業を適切に行うことが重要です。
製品タイプ
養殖網用 漁網防汚剤
全国漁業協同組合連合会(全漁連) 認定登録品
商品名 | ボウモウ CU#1000 |
ボウモウ CU#1500 |
ボウモウ CU#1800 |
ボウモウ エース#1000 |
ニューボウモウ NS#2000 |
ボウモウ スーパー#3000 |
ボウモウ スーパー#7000 |
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有効成分 | 亜酸化銅 | ①亜酸化銅 ②ビス-2-ピリジンチオール銅塩 |
①亜酸化銅 ②ビス-2-ピリジンチオール銅塩 |
テトラエチルチウラム-ジスルフィド | トリフェニル(オクタデシルアミン)ボロン | トリフェニル[3-(2-エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン]ボロン | ①トリフェニル[3-(2-エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン]ボロン ②テトラエチルチウラム-ジスルフィド |
性状 ※1 | 沈殿 | 沈殿 | 沈殿 | クリア | クリア | クリア | クリア |
使用量 (g/網kg) |
450~510 | 450~510 | 640~700 | 300~350 | 300~350 | 300~350 | 300~350 |
防汚効果 ※2 | |||||||
フジツボ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ |
カサネカンザシ | △ | ◎ | ◎ | ○△ | ◎ | ◎ | ◎ |
その他付着生物 イガイ コケムシ 海藻類 |
○ | ◎○ | ◎○ | ○ | ◎ | ◎○ | ◎○ |
定置網用 漁網防汚剤
全国漁業協同組合連合会(全漁連) 認定登録品
商品名 | ボウモウ CU#1500 |
ボウモウ 北海#1000 |
ボウモウ MAX#5000 |
ボウモウ 北海#200W |
ボウモウ エース#2000 |
ニューボウモウ NS#2000 |
ボウモウ スーパー#3000 |
ボウモウ スーパー#7000 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
有効成分 | ①亜酸化銅 ②ビス-2-ピリジン チオール銅塩 |
ビスジメチルジチオカルバモイルジンクエチレンビスジチオカーバメート | ①ビスジメチルジチオカルバモイルジンクエチレンビスジチオカーバメート ②ビス-2-ピリジンチオール銅塩 |
ビスジメチルジチオカルバモイルジンクエチレンビスジチオカーバメート | テトラエチルチウラム-ジスルフィド | トリフェニル(オクタデシルアミン)ボロン | トリフェニル[3-(2-エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン]ボロン | ①トリフェニル[3-(2-エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン]ボロン ②テトラエチルチウラム-ジスルフィド |
性状 ※1 | 沈殿 | 沈殿 | 沈殿 | 沈殿 | クリア | クリア | クリア | クリア |
使用量 (g/網kg) |
450~510 | 400~500 | 420~520 | 300~350 | 300~350 | 300~350 | 300~350 | 350~400 |
防汚効果 ※2 | ||||||||
ヒドロ虫 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○△ | ○ | ○ | ◎ |
海藻類 | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎○ | ◎○ |
その他付着生物 ホヤ イガイ コケムシ |
◎ | ○ | ○ | △ | ○ | ◎ | ◎○ | ◎○ |
漁網防汚剤の製品選択
漁網防汚剤の網染めは自家で行う場合と網染め加工業者に依頼する場合があります。漁網防汚剤の使用を希望される場合は、「主にどのような種類の海棲生物の付着を阻害させたいか」を網染め加工業者、当社販売店または当社営業担当者に伝え、最適な漁網防汚剤を選択することが必要です。また、自家で行う場合は適切な網染め作業を行うことが重要です。網染め加工業者に依頼する場合は漁網の汚れできる限り落とし、水分を蒸発させた状態で網染めを依頼することが重要です。
塗装方法および注意点
漁網防汚剤は、網染め作業、乾燥工程を経て漁網の表面に数十㎛の薄い塗膜を形成させて海中での防汚効果を発揮する機能性製品です。そのため、網染め作業が適切でないと十分な防汚効果が得られません。
網染め作業の流れ
- ①網染め前に水分や汚れを可能な限り除去し、できる限り乾かす。(水分を蒸発させる)
- ②漁網防汚剤は原液で使用する。沈殿タイプの漁網防汚剤は内容成分の沈殿があるため、使用前に十分撹拌して使用する。
- ③網染め時は漁網を完全に漁網防汚剤に浸してムラがないように染め加工する。
- ④網染め後は網に塗着した余分な漁網防汚剤を良く切る。
- ⑤漁網に塗着した漁網防汚剤中の溶剤成分を蒸発させるために十分乾燥させる。雨水などの淡水が触れないようにする。
- ⑥乾燥後に漁網表面に漁網防汚剤の塗膜が形成される。漁網を海に入れるまでは紫外線(直射日光)、雨水(淡水)を避けることが重要。